アジャストメントをしない。



階段の上り下りの時に股関節から腰にかけて違和感、痛みがあり


ここのところしばらくそれが続いているということで


検査を受けに来て下さった方の例。


上記の痛みを感じはじめて3週間ほど経ってからご来院戴きました。


検査をしてみると計測器によるグラフ、頸部可動域のテスト等の結果


首のズレによる神経圧迫は無し」と判断。


今回はノーアジャストとなりました。


ノーアジャスト、つまりアジャストメントをしない、ということです。





身体における症状は様々な要因が複合的に重なり合って顕れてきます。


スペシフィックの場合、症状そのものではなくそれを起こしている原因が


何かに着目します。


検査の結果 首の骨のずれによる神経圧迫があると判断されれば


「症状の有無に関わらず」アジャストメントをします。


反対に神経圧迫が無い、つまり生命エネルギーの通り道は


問題無く確保されていると判断されればやはり同様に


「症状の有無に関わらず」アジャストメントをしません。


これがスペシフィックカイロプラクティックの哲学


Paradoxical Subluxations」です。


私たちは症状の有無を「病」の基準にしません。


あくまで首の骨による神経圧迫があるか否か、をその基準にします。


神経圧迫(生命エネルギーの伝達妨害)がある状態を「病」と捉え


その場合は例え症状を訴えていなくてもアジャストメントの対象となります。


勿論症状が出ている場合でも同様です。


逆にどのような症状を訴えていても伝達妨害がないと判断されれば


ノーアジャストメント、つまり今回のケースのように


アジャストせず、休んで戴き様子を観ましょうということになります。



結果 今回ご来院戴いた方は、「そういえばいつの間にか痛みが


消えていたよ(笑)。」とのこと。




またも「SHE」の働きにより問題は解決された模様です。


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