イネイトパワー


少々過去の話題です。

李登輝氏(前台湾総統)が2007年に日本で心臓外科手術を

受けられた時のご本人のお話。


「ふつうこれだけ詰まっていたらとっくに心筋梗塞になって

いるが、毛細血管が伸びてそれが血液を送ってカバーしていたんだ。」


氏はいわゆる「狭心症」を患い 心臓の筋肉を動かすための

心筋に血液を送る冠状動脈が5本あるうちの3か所が

詰まっていたそうです。

その手術を受ける為に来日されたときの後日談なのですが

氏の「毛細血管」がみずからバイパスを形成し

生死に関わる血流を補っていたのです。


下記はもうちょっと身近な方の話。 

スポーツで私の先輩にあたる方は子供のころ

高いところから落下する事故にあわれ 

その落下の途中に片腕が何かに引っかかってしまい

肩の部分の皮1枚でようやくつながっているほどの

怪我にあったそうです。

緊急手術を受け、腕も元に戻り

学生時代にはスポーツで国体選手になるほどになりました。


どちらの例も 緊急事態を外科的な処置で凌いでいます。

これらは医学の大変価値ある側面です。


医学によって窮地を脱するまで あるいは 脱したのち 

生命を維持する内なる力によって

前者は「毛細血管が伸びて血液を送り」

後者は「接合された腕をそこから復元した」のです。


「医学」と「生命の力」が調和したといえる2つの実例です。


必要なときに必要なものを、です。


個人的には「だけ」を2つ付けられたら自然かと思います。



ちなみに後者の方、学生時代には自動車を持ちあげるほどの

怪力になっていました(笑)。


背丈も体重もわたしとさほど変わらないんですけど。

 

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