「大」が好きです、私は。
納豆。
子供のころは小粒やひきわりタイプも頂いておりましたが
彷徨ったすえに今は「大粒」ひとすじ。
隣で食べている家内は納豆が好きではないので「わ~ 近寄るな~」と
騒ぎます。
なんだか勝った気分を味わいながら(笑)わたしは
ムシャムシャと糸を引いております。
ムシャムシャと糸を引いております。
朝 納豆をごはんにかけて食べると その日 一日
かなりパワフルに動けます。
これ、他の食品では感じられないほどの差なのであります。
私には。
旅行に行くと宿泊先の朝食に納豆が用意されていることが
ありますが それが「大」だとかなり嬉しい。
お醤油、お豆腐、お味噌汁・・・。
日本の食卓に並ぶものを外国人さんがみて
そのひとつひとつの原料を知った時
「日本人の主食は大豆」と彼がノートに書いたというお話
がありますが ここに納豆が並んでいたら さすがに鋭い視点だと
思わざるをえません。
私にとってはそのような価値ある存在の納豆「大」ですが
その有難みを感じられるのも わたしの「機能」
つまり「はたらき」が 本来の仕事をしてくれてのこと
なのでしょう。
納豆を噛み下し 消化し 吸収し パワーにするというはたらき。
これらを元に戻しておくことの価値 大切さ
つくづく骨身にしみます。 まさにGIGOです。
さて その納豆を食べると ときどき思い出すのが
発酵の巨人 小泉武夫氏。
氏の著書 「発酵」 から今日は少しその言葉を紹介させて頂きます。
「発酵というと 酒やチーズの製造といったごく限られた
狭い範囲でとらえられてきたが本書の狙いとするところは
もっと大きな視点からこれを見つめる事にある。」
「自然界における環境浄化もまた微生物の活動に依存する領域
で、発酵は地上の動植物の生存に不可欠の作用である。」
とその著書で述べられています。
つまり食品という日常生活から地球環境の保全にいたるまで
私たちの生活は 発酵という作用をおこす微生物に拠っているところが
たいへん大きい というのです。
そして第一章は「地球と微生物」です。
スケールの大きなお話しですが そもそも
発酵を「食品のこと」と思い込んでいるのは人類の方です。
微生物は太古の昔から存在し活動を続けている訳ですから。
ご興味のある方は是非その著書 「発酵」 を
お読み頂きたいと思います。
お読み頂きたいと思います。
地球と人類とわたしの朝食は
どうやら 案外ねばねばした糸で繋がっているのかも。
ちなみに本日のブログ内容
納豆工場がうしろで「糸を引いている」わけではありません。
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