雲の峰

「液体空気で冷却したガラス管の中に息を吹き込むと

息の中の揮発性物質が固まり、無色に近い液体になる。

その人間が怒っておると、数分後に栗色の滓(かす)が

管の中に残る。

この滓を実験用のネズミに注射すると必ず興奮し

その人間が激しい憤怒や憎悪を抱いておる者の滓だと

(ネズミが)数分で死に至るそうです。

一時間のひどい憎悪は八十人を殺すに至る毒素を出し

この毒素は従来の科学の知る最強の猛毒で 

こんなものが体内に鬱憤すると 結局その人間を悪性の

疾病と死に導きます。」


安岡正篤氏の著書から引用させて戴きました。

いわゆる毒気とでもいうのでしょうか。

これは心身が一体であることの

たいへんわかりやすいお話しです。


このような例を知るとなおさら

からだとこころは本来分けて考えるものではないと

感じざるを得ません。


怒りや憎悪が毒気を産み出せるなら 

もっと他のものも産み出せるはず。

脳内(体内)で産み出される何かは

必ずその人生に顕れます。 何を産み出すかはみなさま次第。


ちなみに以前ご縁があった会社の創業者の著書を

偶然古本屋さんでみつけて購入したら

引用した同じ部分について触れてあり妙な縁をそこでも感じました。

ちなみに著書の内容は 思考や精神活動の重要さ

というより それがあらゆるものごとの基本であると

説かれていました。




先日お越し戴いた方に誕生日のプレゼントを戴きました。

桜と梅のワイン。

さくらのやわらかな香りと梅の後味。 最高です。

ありがとうございます。

その他メッセージや 品々を送ってくださった方

ありがとうございます。

御蔭様でこの暑さもすがすがしいです。


さて8月。

安岡正篤先生が存命だったなら明日からの都政を

一体どのようにご指導されるでしょうか。

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