準備

「ぼくらはそれだけの準備を

してきたんです。

だからこれは奇跡じゃなく必然です。」

五郎丸歩選手が2015年に語った言葉です。


ご存知のように

昨年はその言葉にさらに

重みが増した感がありました。

それが想像を絶する準備であったことは

既に様々なメディアで放送されていますから

もう皆さんご承知のことと思います。


私たちの体は

いわゆる奇跡を起こすことがあります。

それは五郎丸選手の言葉を借りれば

「それだけの準備がなされて」生まれて

きているという証です。

ただ、奇跡だと思っているのは脳なのですが

その奇跡を起こしているのも脳なんですね。


背骨の最上部、つまり上部頸椎で

脳幹を圧迫する変位がおこると

それまで当たり前だった生活が

当たり前でなくなってきます。

それはほんのわずかな変位です。

それでもそれが起点となり原因となり

様々「不快な適応」つまり症状が

現われてきます。


アジャストメントを受けられて

普通の生活を取り戻された方は

ある意味「当たり前」な生活が

どれほどすごい生命のオートマチックの上で

成り立っているかを

体験を以て理解されているということも

言えるのではないかと思います。


これまでに幾度となく

お伝えしてきていることですが

アジャストメントは私たちに備わった準備が

元どおりに力を発揮できるように

するためのもの。

そのためのほんのささやかなお手伝いです。


それと

有名な話ですが

エディー・ジョーンズ元日本代表ヘッドコーチは

ワールドカップで勝つことを目標に
(これだけでも相当すごいことなのですが・・)

就任当初、選手たちから

「負け犬根性を捨てさせる」

ことにまず着手したそうです。

選手の心から「どうせ・・」を払拭させた

ということです。

負の思い込みが

自分の力や行動に無意識に

ブレーキを掛けてしまうことを

よくご存知だったのでしょう。

いや、プロのコーチだからこそ

思考や心の状態がどれほどラグビーという

身体表現に出てくるのかを知り

そこまで掘り下げて指導し始めたのだと思います。

その道筋が「JAPAN WAY」。

日本と 日本ラグビーのもつ潜在能力に

気付き日本独自の方法で強化をされたそうです。


2023年も楽しみになってきました。


「歴史観はそのひとのものごとの見方を一生支配する」


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