寅年だが塞翁は馬。

本屋さんに行ったら

なにか視線を感じた気がして振り返ったら

そこにあったのがこの本。



裏表紙

思わず手に取って買ってしまった。
(いや、買った でいい)

去年の冬なんですけど。

もう何度か繰り返し読んでいます。

38年前生死をさまよう大病を患った経験から

なにかが変わったようです。

科学者の田坂さんは唯物論的な立場だったそうですが

この裏表紙からも読み取れるように考え方が

変わったと書いておられます。




「すべては導かれている」

五つの覚悟、っていうところに

ワタシ、心を掴まれたのかもしれません。

五つの方法とかテクニック、とかだったら

多分買わなかったかな。


というわけで視線の主は眉をひそめた

渋めの田坂さんのお顔だったわけです。



それに因んでかどうかはわかりませんが

今日は昔のお話を少々。


私のとある転職活動のときの体験です。

例によって長めです。


就職希望を電話で伝えた後

面接でなんとかOKをいただき、次は試用期間として

トレーニングをしましょう、という段階へ進みました。

詳しい日程は追ってご連絡しますとのことで

とりあえず自宅待機に。


入りたかった会社だったので

けっこう喜びつつ⤴

かなり気合を入れて電話を待っていました。

・・・



約束の日になっても電話が来ないんです。

その会社は小さいけれど

多忙な会社だったので忙しいのかな?と思いつつ

じっと待ちました。

さらに2~3日待ってもまだ電話は鳴らず。

もしかしたら忘れてるのかも、と思い

こちらから電話してみました。

すると面接をしてくれた代表の方が出る。

「あ~すみません!かなり忙しくて!

このあと折り返しします!」とのこと。


やっぱりな~ それだけ繁盛してる会社なんだ~

と思い「わかりました(OK)!」と返事をして

電話を切り、言われた通りよい子にして待つ。

されどまたこのあとも連絡は来ない。

多分、相当遅くまで残業なのかな~

と思案を巡らすもこの日はあきらめて寝ました。

翌日改めてこちらから電話をしてみる。

すると

代表「すみませんでした!今接客中なので

このあと折り返します!」とのお返事。

私「わかりました!」といって電話を切る。


・・・でもまた電話は来ず。


その後も同じようなやりとりを

日を置いて2回ほど繰り返す。

実はこの間すでに2週間ほどが経過してました。

その後も連絡がこないことで

さすがに私も♨ご立腹。

「いくらなんでも人としてあかんわ!コラっ!」

とぶつぶつと独り言をつぶやく。

「(私を)要らんのなら要らんと最初から言え!

 アホンダラ!」

「もうええっ!電話が来たって

こっちからお断りじゃ!ボケ!カスッ!」


な~んて

実は少し未練もありましたが;;

自分の将来を賭けた思いがあったので。

でも

二度とこちらから連絡を入れることは

ありませんでした。


その後路線を少々変えて

自分の進む道を歩むことになるのですが・・




もうそんな出来事のことなど忘れていた

数年後 驚きのニュースが私の目に

飛び込んできました。


なんと その代表が「お縄になった」と( ゚Д゚)。


何気なくネットニュースを眺めていて

偶然目にしたのでびっくりです。

これにはさすがに驚きました。


あわててネット関係を確認してみるも

既に会社のホームページは閉じられているし

都内の支店もいつのまにか閉鎖になっている。

何人も従業員いらっしゃったのに・・。



しばらく頭の中を整理しました。



いま改めて考えてみると

その会社には入らなかったほうが

よかったのかもしれません。


厳密には 入「れ」なかった のですが;^^。


というかそう考えずにはいられない点があるんです。

当時は気が付かなかったけれど

今になってみれば

「そういえばおかしいよなぁ」という点が

あったことに気づけます

約束を守らないこと以外にも。

コレやるのにアレもやってる・・・とか。


かんたんにいえば矛盾です。


ワタシそれを目の前でこの目で見ていたのに👀

気が付けませんでした。

入りたい一心で勝手な思い込みが

できあがっていたんでしょうね。

いつしか自分の希望に沿った

都合の良いストーリーを頭の中で勝手に作り出し

ありのままを見れていませんでした。

この両目で見ていたのに。


イイワケがましいですが

脳ってそう出来ているみたいですね・・。

見えていることが理解できないときがある

みたいな。


恋は盲目とはよく言ったものです。

*彼氏、彼女がいる方

言葉のタイミング注意ですよ~。



恥ずかしい限りです。


もしその会社に入社した後の未来図と

私の希望していた将来の方向がはたして

合致していたかというと今考えれば

これもやはり疑問符がつかざるを得ません。



こういうことってまだほかにもあるんです。


受験不合格でのおはなしや
*あえて失敗とは言わないのである。

海外での大会に向けて出発の日に台風直撃ニュースで

「飛行機飛ばへんのかいっ!?試合どうなるっ!!」

から一晩で一転

「頼む!飛行機まだ飛ばないでおくれ!!」の

お祈りの掌返し。



長期海外遠征計画の直前でどんでんがえし。

「おえ~っ?計画ぜんぶ白紙っ??」など・・

ぜんぶ練り直しでなんとか出発することは

できましたが

でも終わってみて

考えてみりゃそれでよかった、など。




その他

世代を超える出逢いやお別れの数奇なご縁


その他諸々
 

これまでご来店されたかたにお話ししたことも

あるのでご存じのクライアント様も

いらっしゃると思いますが。



もちろん結果オーライばかりじゃなくて

「やっぱりこの出来事はデカかった(悲ィ~)!」


みたいなパターンも山ほどあります。


私の特技、方向音痴と関係でもあるのか

というくらいの “逆に行った”歴史 です。

行った=選んだ ですね。



でもそんな体験

ひとつやふたつ誰にもあります(よね?)。


私の場合、自分では気づけませんでしたが

ご先祖様か見えない何かが 多分いつも物理的に

修正してくれていたようなんです 力づくっていうか。


「我が家史上ダントツのアホやな~、あかんわ!

△△にうつつ抜かしおって

全く気づいとらんで。

お前の進む道はそっちやない!逆や!こっちや!

もう、泣こうがわめこうが無視して修正したれ」

って。


目に見えない何かに導かれていたような感じ

とでもいうのでしょうか。


そのときはすごく悲しかったり

希望なんて微塵も感じなくなるほど暗闇にいたり

虚無に覆われていたり

反対に 超しあわせ!なんて感じていたとしても

途中からながれが変わってきて

後から点と点が繋がり合ってきて

符合するみたいな出来事。


そういうなにかの存在があんのかな~なんて

最近認識したりしてます。


それもこれも

数多の体験をさせてくれたひとたち

この仕事との出逢いとそれを支えて下さる方

今画面の目の前にいる

アナタのおかげでもあるんですよ。




自己ではないなにかが自分の

何年もずっと遠く先の方から

私に向かっておいでおいでしてるみたいな

抗いようのないそんな導き。

過去の方々なのに未来からみたいな矛盾。


こんな感覚もまた

不思議な何か、ミステリアスサムシングであり

魂やイネイトインテリジェンスの

なせる業なのかなって感じています。


買ったその日が発売日だったこの本。

ときどきまたページをめくってみようと思う。

コメント