おススメの書

助産師 坂本フジヱさん著「大丈夫やで」

皆様新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

お逢いしたおひとりおひとりとても印象的で

色々お話した場面が思い出されます。

本年もそんな記憶に残るような仕事を

してゆこうと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


年始一発目はおススメ本のご紹介。

私自身読み始めたらぐいぐい引き込まれて

お~っ!と思う箇所に付箋を着けてって

気が付いたら付箋だらけになってました。


フジヱさんのお人柄がとても伝わってくるし

なにより内容がカイロプラクティックに近い!

・・・とワタシは思いました。

なんだかとってもお会いしたくなってくる

と思ったのですが残念ながら昨年2月に既に

泉下の客となられていました。


心を掴まれた一節をちょっとご紹介。


★その百四十億の脳細胞をひとつも壊さんように

この世に出ようと、どの赤ちゃんもみな思っています。

★産道を通り抜けるとき自分の頭の形を骨盤に合わせる・・


すごいとしか言いようのない世界ですが

これも赤ちゃんのイネイトインテリジェンスの

一端と言えるでしょう。


以下の言葉はSHE’Sの考え方と重なるなぁと

大変恐縮ながら感じた部分です。


★赤ちゃんには、自分で生まれる力があります。

私はお母さんが「産む」お手伝いをしている意識は

実はあまりありません。

赤ちゃんが「生まれる」のを助ける気持ちで

この仕事を続けています。


子育てについては以下のような見解も。


★けれど、子育てに関してはどうでしょう。

虐待のニュースが後を絶たず、引きこもり、ニート

いじめなど、子育てをめぐる不安は、大きくなる一方

に思えます。長くお産の現場に携わってきた私には

子育ての不安が社会問題になることと

お産に医療が介入してきたことが

つながっている気がしてなりません。



助産のど真ん中で長年生きての肌感覚であり

フジヱさんのお産に対する医療との認識の違いが

そう思わせるのかもしれません。

データにしたら恐らく科学的にはっきりとした

答えが得られたかもしれません。


生まれて直後の親との関わり方と

子どもの情緒への影響を脳幹との関連で

深いつながりを述べる方も確かにおられます。

それはまた別の機会でお話させて

いただこうと思いますがどちらも非常に興味深く

重要な視点だと思いました。



以上ほんの一部をご紹介させていただきました。

まだまだ読みどころはたくさんあります。

ワタシも今後繰り返し読み返すであろう一冊です

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