プリンを作ったのでした、そういえば。
昨年の夏。
下はたしか二作目。
我ながらおいしくできたと思います。
豆乳ときび糖、たまご、バニラエッセンス
を材料にして何度もスマホを見ながら
材料をかき混ぜる。
女子は「プリンなんて簡単じゃない!?」と仰るが
はじめての男🚹にとってはハードルが高いのです。
ちなみに炙っているのは家内。
バーナー買ってきて今やなんでも炙ります。
スーパーで買ったサーモンも炙られています。
炙るだけなのだがたしかに旨くなる。
あの香りがタマラナイ。
ついこないだは米粉クレープを焼いたら
バターときび糖をのっけて炙っていました。
もうマチガイないウマさでした。
炙りを始めた人、天才かも。
本屋さん行ったら気になるタイトルが目に飛び込んできまして
つい手を伸ばしたのがこの本。
「一点だけ」で ってところが決め手です。
表紙の所さんの顔にも心をくすぐられて気付いたら買っていました。
もう出版社の思う壺(笑)。
表紙のこの顔。
プリン作りがきっと大好きなんだなぁと思わせます。。
・・決して影響されてプリン作ったのではありません。
読んでみて思ったこと。
所さんの仕事への姿勢がすばらしい。
もう求道者。
プリンの向こう側にいる人の顔や社会のことまでイメージしておられる。
ずっと先まで、そしてお金だけでなく。
プリンを通して人の心もしっかり見ておられる。
読んでるとところどころでこちらの胸の内を見透かされているような言葉が
グサグサと突き刺さってきます。
浅い思考なんかバッサリと斬られます。
もう鏡をみれなくなりそう・・・
でも特別なことを書いているわけではないんです。
それは所さんの仰るプリンのごとくいたってシンプル。
シンプルとはいかなるものかと再考を迫られました。
かつて私のスペシフィックの師は言っていました。
シンプルはごまかしが効かない、と。
迷ったときに帰ることのできる原点を
いつも忘れずにいようと思わせてくれる
示唆に富んだ一冊です。
私の中ではこれ哲学書の部類だわ・・・
・・と思ったら
やっぱり「菓子道」と書いてあった。
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