” それを虚飾する学説 ” っていうのがこの時代にも。
国立ハンセン病資料館資料より。
家族が面会に訪れるのも年に一度か二度ということもあったと記載もあります。
片道切符で収容所に入り隔離された中で人生を閉じた方が
たくさんおられたそうです。
子供をつくらせないということです。
棺に伏せて泣く。
「熊本県で殺人などの容疑によりハンセン病患者が逮捕された。
発病を役場に密告されたことへの逆恨みが動機とされ、逮捕前から
犯人と決めつける報道が繰り返された。
本人は無実を訴え続け、不自然な点を指摘する声があるなか
死刑判決を受け再審請求中に刑が執行された。」 *左記事の内容です。
舌で読んでいます。指の感覚と視力を失ったからだそうです。
収容所内にあった消防道具一式。自治組織で消防活動も行っていたそうです。
園内には消防士たちも入ってこなかったそうです。
患者の子供で親と同じ病になった子はひとりもいない事実。
「差別のない世にしたい、差別のない世界をつくろう」とよく耳にします。
でもときどきどこか奥歯に物が挟まったようなものの言い方に聞こえるんです。
たとえばこのハンセン病のような例の場合、もちろん本人たちの
魂からの声は本物でしょうしそれ以外の何物でもないと思います。
だけど外野からの言葉としてそれを聞くと、なぜかときどきそんなふうに
私の耳に聞こえてきます。
それは多分この病原体仮説という前提について知る機会があったから
だと思います。
まずそもそもこの病原体仮説というものが立証もされていない
単なる仮説であるということがまったく周知されていません。
どういうことかというと
「病気の人から病原体が伝染してそのひとも病気になる」というのが
じつは実験でも立証できていない単なる妄想だということです。
ときどき差別をテーマにした番組が放送され、コメンテーターが涙して
共感を呼ぶコメントをしたかと思えば、風邪の伝染を匂わす
ことを言ったりしています。
メディアのもつ情報量や調査力からすればこの仮説のことなど
恐らく知っているはずなのに。
クスリもできてハンセン病は治る病気だと言われても恐らく一般のひとは
「まず、うつったら嫌」と感じることが正直なところなんだろうと思う。
触ったらうつる、近くに居たらうつる、と反射的に反応してしまうんでしょう。
でも肝腎のそこをメディアは伝えない。「うつらないんですよ」と。
メディアに乗っかる医師はもちろん言わない。
まるで知っているからこそあえて言わないようにしているかのようです。
たしかに正直、驚くなとは言えません。
目の前のひとの目や鼻や口が変形をしていたら。私も動揺すると思います。
これまでも自分がそんな態度をしてしまったことだってあると思うんです。
だから単なる仮説の妄想でしかないことや
この妙なしくみのようなものを知り、考えるようになった今
掌を返してこんなことを書いています。
うつるという単なる思い込みが人間を隔離するという差別の根底に
あるのなら、それをなくしたいのならなぜ核心のそこを伝えないのだろう。
そして差別の解消にむかって進むのなら「感染力の弱い」なんていう
言葉じゃなくGerm theory (病原体仮説) という立証もされていない
ただの妄想が"常識"になっちゃっているからだとハッキリ言えばいいはず。
ルイ・パスツールも死ぬ間際に自分の過ちを認めて言っている。
「微生物はなにもしない。宿主の状態がすべてだ」と。
アントワーヌ・べシャンの宿主説が正しいと言っている。
原因は周りのひとではなかったのです。
厳しい言い方になるけど自分の状態であり環境だったんです。
自分の状態が環境に適応できずに病態の発症に向かってゆくのです。
いろいろ自己産生してしまって。
世の中の言論は感染と伝染も混同されています。
外から、だれかからの伝染で病気になるという設定がないと
成り立たない業界もあるのでしょう。そういう前提でこそものが売れる業界が。
そんな罠のようなしくみが、いつまでも薬害がなくならない原因の
ひとつであると思います。
必要もない化学薬品を取り入れるように仕向けるわけですから。
不要なモノのメリットデメリットとか効果や有効性を懸命に
説いているわけです。
他人事ではないですよね。
日本もいまだにこの仮説が当たり前になっています。
いつ自分が理不尽な理由で隔離される側になるかわかりません。
そうなったらいつ出てこられるかどうかもわからない。
科学的な根拠の有無などより「みんなが怖がるから」が理由になるのです。
そしてまた「怖がってください」といわんばかりに虚飾の学説が
流布されるんです。
ながらく信奉してしまっていますからそれを根拠にした政策がいつまでも
推進されています。
目覚めたら世界が変わる。☏048-282-3490

































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