「伝える」

情報の伝達。


生命の指令は上から下へ。 つまり脳から全身へ。


それが右の砂時計。 上から下へ砂が落ちてゆきます。




全身からの情報が脳へ伝わるのが下から上へ。


それが左の砂時計。


これ、オフィスで患者様へのご説明時に使っている道具の一つで、下から上に砂が上がってゆく


という「逆パターン」なのです。 



この2つで脳と身体の間を行き来する指令と情報のサイクルを表しています。





脳からの指令が 「最初に通過」 するのが写真の第一頸椎(=背骨の一番上の骨)の椎間孔。 


このまんなかの穴です。


そして全身からの情報が脳に届く前に 「最後に通過」 するのもこの穴。


この骨がわずかずれることで上下の骨とつくりあげている通り道を狭めてしまいます。


その状況が砂時計の「せまい部分」。  


わずかづつしか砂が移動していきません。



*左の時計は せまい部分が 親切にも傾いて歪んでくれています。 
 
 まさにスペシフィック向きの砂時計(笑)。



せまい部分が無ければ 時計はひっくり返した瞬間にどさっと移動していきます。


逆パターンも同じ。


生命維持の為の情報は 妨害を取り除き 道をひろくして通してあげたほうが健康に近づきます。



・・・砂時計はこの部分があるから砂時計なんですけどね。






「妨害」が間に存在すると受け手にその情報はどう伝わるのでしょうか。


歪んで伝わる? 誤ったメッセージになる? 何が伝わる?



人間(生命)を観察すると人間が創り上げたその社会・世界にも通じるものがなにか


見えてきそうです。




*** 明日20日と21日はお休みを頂戴しております。

 



コメント