ひとのからだには状態をある一定に保とうとするはたらきがあります。
体が「酸性」だとか「アルカリ性」といういわゆる体質については
その代表的な例でしょう。
むかし、お医者様に診てもらったりしたとき、付箋のような紙をぺろりと
なめて紙の色がどう変わるかというテストをした経験をお持ちの方も
いらっしゃるかと思います。
「ペーハー(pH)○○」なんて言いますね。
あれも体が酸性に傾いているか
アルカリ性に傾いているかを調べる検査の一つです。
さてそのペーハーは人間の場合 通常「7.4」前後が平均です。
それを下回る状態を保とうとする状況をアシドーシス(酸性側)、
反対をアルカローシス(アルカリ性側)と医学の世界では呼んで
おられるようです。
どちらも持続してしまうと体中いろいろ厄介な表現をはじめます。
それらの表現をする体質決定に深く関わるのが実は呼吸。 そして代謝。
どちらも「機能」という言葉をつけると 呼吸機能、代謝機能になります。
言うまでも無く人間誰もが生まれ持つ、生きる為のチカラのひとつです。
体内の必要なものと不要なものの均衡、老廃物や排泄物を文字通り
排泄機能が処理しているかという「体内環境」を左右します。
以前にもこのブログで書かせて頂いた「延髄」がそれらの機能を
司っています。
上部頸椎の変位によって延髄が圧迫され続けていれば当然のことながら
それが「原因」となって諸々の厄介な表現がはじまります、「結果」として。
生命維持の機能がなんの妨害・圧迫も無くはたらける状態。
それは何かが起きても自分で回復・解決できる体です。
私たちは「人を治している」と言うより
「治る体になる」になる為の人体唯一のスイッチを押しているだけ。
私たちは人間の「重力に対する適応」と「機能」を診、
その「生命表現」を観ています。
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