食や書や友人。それはつまり・・・

「どんなものをべているかを言ってみたまえ。

君がどんな人であるかを言い当ててみせよう。」


ご存知ブリア・サヴァラン(仏)の言葉。

最近テレビでも使われている言葉なのでご存知の方も多いはず。

朝、納豆(大粒)ばかり食べている私は彼から見るとどういう人なのだろう。

氏はチーズを愛する国の方だから

個性的な「におい」にはきっと包容力が・・・あったらいいですね。




「あなたの蔵を示せ。そうすればあなたの人物を当ててみせよう。」

渡部昇一先生(日本。故人)の言葉。


およそ15万冊以上という 

もはや図書館に近いご自宅(お邪魔したことはないけれど)

のその蔵書は私からすれば天文学的数字。

私の「人物」を瞬時に見透かされそうでコワい(;^^)

・・・けれどお逢いしてみたかった。

書物というものが人間に与えてくれるもの、影響を誰よりも

知っている先生ならではの言葉。

人間、一生の間にどんな本を読んでも あるいは本を読まなくても

それは自由であるけれど

読むならその選択の幅は広く用意されていたほうが

よいと私は思うのです。

質の良い書物にもきっと出逢えるもの。

そして書との出会いはひとの一生を左右することさえあります。

そういう意味では戦後すぐに焚書された8000冊近い日本の書物は

大変な「未来」の損失そのものではないかと思います。



「あなたのを触らせてください。あなたの心身が

どういう状況下に置かれているか当ててみせましょう。」

詠み人知らず。

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